ジカ熱の症状と予防、リオ五輪への影響は？

現在南米を中心として、通称「ジカ熱」（ジカウイルス感染症）が流行しているようです。

ジカウイルスは、少し前に流行した「デング熱」同様に、

「蚊」を介して感染します。




ジカ熱に感染しても症状はなかったり、症状が軽いために気づかないこともあるようです。

厚生労働省のホームページでは、

「海外の流行地において、蚊に刺されてから数日後に、軽度の発熱、発疹、結膜炎、筋肉痛、関節痛、倦怠感、頭痛等の症状が見られた場合は、医療機関を受診してください。

　海外の流行地へ出かける際は、できるだけ肌を露出せず、虫よけ剤を使用するなど、蚊に刺されないよう注意してください。」
（厚生労働省ホームページより抜粋）

と掲載されています。

やはりウイルスは「蚊」が媒介しますので、長袖の服や虫除けスプレーなどが効果的ですね。

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蚊は全世界で最も多く人間を殺している生き物でもあります。

小さいながらもとても恐ろしい存在だということですね。

日本でも昨年、デング熱が蚊によって感染し、

東京の代々木公園が封鎖され消毒されたことが記憶に新しいと思います。


しかしジカ熱については、現在日本国内で感染した例はないようです。


このジカ熱の特徴として、ブラジル保健省は、

妊娠中の妊婦がジカ熱に感染すると、胎児の「小頭症」との関連性があると、発表しています。

また性行為による感染については、十分な知見は得られていないようですが、流行地で妊娠中のパートナーがいる男性は、避妊具の使用であったり、または自粛するなどの行動が推奨されているようです。

そして2016年はブラジルの「リオデジャネイロ」でオリンピックが開催されます。

ブラジル政府は今回のジカ熱についての対策を示し、

8月に開催されるオリンピックは予定通り開催すると表明しています。



しかし、アメリカのＣＤＣ（疾病対策センター）は、

「妊娠している女性は渡航を取りやめるよう検討して欲しい」

と呼びかけているようです。

これはやはり妊婦がジカ熱に感染した場合の、
胎児への影響が懸念されているからだと思われます。


とはいえ、オリンピックや観光で南米に行く際は、
蚊に刺されないように十分に注意してほしいと思います。

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タグ：ジカ熱　症状　予防